松実のStudy Knowledge

Windows + Blender 4.5.2 LTS + CursorでBlender MCPを使う環境構築手順

概要

Windows上のBlender 4.5.2 LTSとCursorをMCPで接続し、AIからBlenderを操作できる環境を構築した手順をまとめます。 自然文で指示してBlenderオブジェクトを生成したり、Blender Pythonを実行してシーンを編集したりすることを目標にしています。

Cursor
  ↓ MCP
Blender MCP Server
  ↓
Blender Addon
  ↓
Blender 4.5.2 LTS

この構成では、以下のような操作が可能になります。

  • AIへの自然文指示
  • Blenderオブジェクト生成
  • Blender Pythonの自動実行
  • シーン操作

動作環境

項目 バージョン
OS Windows
Blender 4.5.2 LTS
AI Client Cursor
Python 3.11系推奨
MCP blender-mcp

事前準備

Blender

Blender 4.5.2 LTSをインストールしておきます。 まだ入れていない場合は、Blender公式サイトからダウンロードします。

Blender公式ダウンロード

Python

Pythonをインストールします。 今回はPython 3.11系を推奨環境として進めました。

Python公式ダウンロード

インストール時は、必ず次の項目をONにします。

Add Python to PATH

uvのインストール

PowerShell実行ポリシー変更

PowerShellで以下を実行します。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

確認が出たら Y を入力します。

uvインストール

PowerShellで以下を実行します。

powershell -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"

または、wingetを使ってインストールします。

winget install --id=astral-sh.uv -e

インストール確認

uv --version
uvx --version

Blender MCPの取得

PowerShellでリポジトリを取得します。

git clone https://github.com/ahujasid/blender-mcp.git
cd blender-mcp

Blender Addonインストール

Blenderを起動し、以下を開きます。

Edit
 → Preferences
   → Add-ons

READMEでは通常のInstall手順が案内されていますが、今回の環境では画面右上のディスクアイコンから Install from Disk を選び、取得した addon.py を指定してインストールしました。

BlenderのAddon画面でInstall from Diskを開いている状態
BlenderのAddon画面からInstall from Diskを選びます。

インストール後、次のAddonをONにします。

Interface: Blender MCP

Blender MCP Server起動

Blenderの3D Viewで以下を開きます。

Nキー
  → BlenderMCP

READMEでは Connect to Claude と記載されていましたが、今回の環境では Connect to MCP Server というボタン名でした。 こちらを押して接続を開始します。

Cursor側設定

CursorでMCP設定を開きます。今回は次の手順で開きました。

Ctrl + Shift + P

コマンドパレットで MCP と入力し、表示された次の項目を選択します。

MCP: Open User Configuration
CursorのコマンドパレットでMCP設定を検索している状態
CursorのコマンドパレットからMCP設定を開きます。

MCP設定追加

設定ファイルに以下を追加します。

{
  "mcpServers": {
    "blender": {
      "command": "cmd",
      "args": [
        "/c",
        "uvx",
        "blender-mcp"
      ]
    }
  }
}

既に他のMCP Server設定がある場合は、既存のJSONを壊さないように mcpServers の中へ blender を追加します。

動作確認

Blenderを起動し、Connect to MCP Server を押した状態で、Cursorに以下のように入力します。

Blenderに赤い立方体を作成してください。
床、ライト、カメラも追加してください。

成功すると、Blender側にCube、Light、Cameraなどが自動生成されます。

Blender MCPで赤い立方体、床、ライト、カメラが作成された状態
Cursorからの指示で赤い立方体、床、ライト、カメラが生成されました。

よく使うプロンプト

ローポリ生成

ローポリの机を作成してください。

マテリアル設定

選択中オブジェクトを金属風にしてください。

シーン構築

未来風の部屋を作成してください。

よくあるエラー

PowerShell実行ポリシー

次のような実行ポリシー関連のエラーが出る場合があります。

PowerShell requires an execution policy

その場合は、PowerShellで以下を実行します。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

接続できない

接続できない場合は、まず以下を確認します。

  • Blender側で Connect to MCP Server を押したか
  • Cursorを再起動したか
  • MCP設定JSONが壊れていないか

ポート競合

ポート競合が疑わしい場合は、PowerShellで確認します。

netstat -ano | findstr :9876

セキュリティ注意点

Blender MCPは、AIがBlender Pythonを実行できる構成です。 つまり、ファイル操作、スクリプト実行、外部アクセスなども理論上可能です。

最初は以下を意識して使うのがおすすめです。

  • 作業前に .blend ファイルを保存する
  • 重要フォルダを操作対象にしない
  • 知らないコードをそのまま実行しない
  • 公開記事にするときは、ユーザー名、パス、APIキー、ローカルIPなどをマスクする

次のステップ

おすすめ順は以下です。

  1. Blender自動生成
  2. マテリアル自動化
  3. ローポリ最適化
  4. VRM化
  5. VRChat対応
  6. ローカルLLM連携

参考

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